出会いからちょうど10年。。
早いような短いようなあっというまだった。
それぞれが、数ある仕事の中から塗装という仕事を選択し、
そして、選んだ仕事に誇りを持ち、向上心をもちながら突き進んだ。
立場は違えど、「いい仕事」への想いは皆、同じだった。
10年前に、初めて現場で安部親方に出会い、いまとかわらない笑顔の親方。
当時、営業兼現場監督?塗装のトの字も知らない僕がなぜか塗装の必要性を街の皆様に
伝えながら、なんとなく仕事を頂き、インターホンをピンポン、ピンポンして
一生懸命話し、熱意でとっていたと思われる。
いわゆる僕は元請けの営業。
安部親方は、下請けの親方。
世間的には、一緒の会社。
ただ、内訳は元請け・下請け。
お客さんは知らない。下請けは3から4社。。
会社はうちの職人だっていいはっていたが。。。
いつの間にか、会社が偉くて職人は仕事をもらっているから
なんとなく、職人さんがぺーぺーの僕なんかにも気をつかってくれているのがわかった。
僕は、このなんとなくの主従関係みたいなやつが嫌だった。
僕の父も元ブロック職人であった。
だから、父も仕事をもらう元請けさんにこんなふうに気をつかっていたのかな??
家では、職人だって誇らしげだったから余計。。。
父の仕事を時々、手伝ったこともあるが、やはりそこは、職人だった。
こだわりをもち、現場での父はなんだかまぶしかった。
しかし、給料日あとの父はいつも寂しそうだった。
当時、従業員2人の職人さんを抱える小さいけど社長だった父は、夜に計算機をたたきながら首をかしげていた。
ただ、僕らにはそんな弱気な顔をみせなかった。。。
職人って凄くかっこいいし、日々、技を自分を鍛練し、あくなき向上心のため
だれもみていないメッシュシートの裏側でライバルは自分といいきかせながら
汗をぬぐいながら頑張っている。
なんにも取り柄のない自分はみていて情けなくなったし
職人のあこがれがあった。ただ、適性はなかった。。。
がむしゃらに営業をし、ひたすらまず人に自分の熱意を伝えた。
当初、壁を感じていたけれど、知らず知らずのうちにその壁を打ち破り、
月にまとまった工事の依頼をうけるようになっていった。
そして、何かひとつでも自信がほしくて 塗装 が知りたくて知りたくて夢中で勉強した。
そして、塗装がわかるようになっていきさらに仕事が楽しくなっていった。
そして力をつけ、その構図をなんとか壊したかった。
僕にとっての職人さんは、パートナーであり、健闘をたたえあるげべき仲間であってほしかった。
ただ、会社と僕の考えにはズレがあった。。
いくら職人がいいしごとをしようとも称賛や賛辞を受けるのは
いつだって、営業の僕を含めた「会社(営業)」であった。。。
職人の足跡はいつのまにか消え、そこに残るのは会社の足跡でしかなった。
塗装がすこしずつわかるようになったころ、施工管理技士を受け、合格した。
日々の職人の仕事の良し悪しもそのころになるとわかるようになり
職人の手を抜くのも見抜けるようになった。
現場で職人を怒鳴り、叱責したこともあった。
お客様の夢をかなえたかったから。。。
何度、みても安部親方の仕事ぶりには、いつも感心していた。
僕が見て綺麗ですねっていっても彼はうなずかなった。。。
もっとあーしたい。こーしなきゃいけなかったといつだって反省の声ばかりだった。
僕もそんな安部親方のファンであり絶大な信頼があった。
ししくんやあくっちゃんも安部親方の弟子さんだったから、当然、そんな感じだった。
親方の背中を追いかけ、いつか超えることを夢みたいたのだと今振り返ればわかる気がする。。
塗料は、半製品。 定型の塗料なのに、わざと色と想いといろんな要素で
職人が違えば、まったく違うふうになる。
まるで魔法のよう。。。。。。。。
街でみかける塗装工事。僕はいまだかつて自分が納得できる工事には至ってない
ひょっとしたら、一生そう想いつづけながら仕事をしつづけるかもしれない
これは、たぶんあの日感じた親方のあくなき1グレード上へのこだわりを 見た気がしたから
僕も皆のように親方に認めてもらえるように。。
そんな夢をみるようになった。。。
そして、運命に導かれるように、また、みんなが集まった。。。
あの時から、各々の向上心が今日の自分を創った。
みんな腕をますますあげていた。。。。
でも、僕だって、みんなに負けないように努力してきたんだ。。。
僕は、想った。。。
皆となら、あの日の夢をかなえられえる。
僕は、職人が主役になれる、笑顔になれる
そんな風景をずっとずっとみたかったんだ。。
僕が、脇役としてサポートすることで、皆を前面に押し出して誇りをもって
僕達の仕事ですっていえる。。
自分達の足跡を残せる。。。
塗装を超えた「デコレーション」 そこに、僕らの魔法をかける
それが、僕達の「マジック・デコレーション」というカタチです。
今、現場で魅せる「職人の笑顔、嬉しそうな顔」
それは、僕がずっと夢みていた、「みんなの顔」だった。。。。。。。
皆が見せてくれるレンズ越しの表情。。。。
僕は、その顔がみたくて今日も住宅街を歩いている。。。。。
こんなに素敵な仲間が僕を応援してくれるんだから、なんだか頼もしい。。
住宅街を見渡しても、僕はやっぱり、僕らの「作品」が一番すきだ。。。。
そこには、誰にも負けない僕らの「想い」がたくさんつまっているから。。。。
(監督談。。)