塗装工事を検討するにあたり、
数社から塗装の見積もりをとられるとします。
外壁塗装でいうと、実際に塗装しない面積(窓廻りや玄関廻りのレンガやタイル)
など、又は実際に塗装する箇所。
アルミベランダでなければ、ベランダの腰壁の内側・外側等・
屋根の切り妻や寄棟などの相違においても外壁の面積は異なってくるのですが
実際、どれだけのお客様がその外壁・屋根の面積の各社の相違において
疑問を抱かれるか?否か
数量は同程度で単価が違うというのが本来の塗装工事の見積もり。
35坪以上の家で、
外壁面積が他社125㎡
弊社154㎡
こちとら、開口部を二割とかでなくきちんと差し引いて算出
ベランダの腰壁等も算出
積算の根拠もお見せできる
しかし、お客様によっては数値など全く気にしていない
間違った数量でもなんでもいい
金額さえ、自分の望む金額に近い方を選択。
安いほうがいいと。
中には外壁が160㎡
足場が125㎡とか建築業界では憤慨してしまうような数値を出す見積もり
もあったり。
それでもその見積に疑問を抱かなかったり
わからないといわれればそこまでですが。
常識で考えてもわかるようなことを
わからないことをいいことにやりたい放題
それならば、お互いに時間の無駄
分からない人に訴求するのに金額だけ適当に記載すれば工事を受注できて
しまう体質。
塗装の見積もりの説明に伺っても、お客様によってまるでその対応が違って
きます。
お庭で立ちながら?
室内に招き入れられてのちゃんとした説明を聞きたい
玄関先で聞いているのか聞いていないのかともわからない対応の方まで
その対応は様々。
一度、目の前で見積もりを破られてしまったことがあり、
そのあまりに横柄な態度に「失礼でしょ、」といったこともあります。
見積をもっていったとき、聞いているようで聞いてない人は
やはりわかってしまいます。
そういう人はご縁がない事が多いです。
そういう人なら最初から金額勝負でも勝てるのが我々の強みです
施工店としては良くも悪くも仕事の程度が選べてしまうのです。
最初にご予算をおっしゃっていただき、その予算内でこちらが損しないように
人工と材料。経費を割り振るだけで完結してしまうのです。
それなりに綺麗には仕上げることができます。
それは、我々が塗装工事のプロだからです。
そういう仕事をしても、丁寧だといわれてしまいます。
逆に、こちらが手間暇かけても汎用塗装工事を行っても
同じように見えてしまうかもしれません。
分からいない人にとっては
だから、本来専門職の領域である住宅塗装において
未だに営業会社に営業マンが訪問し決めるスタイルが成り立っている
実際、施工管理も年に数回は、その対応の不可思議さに技術者としての
プライドが許さず、見積を説明している最中で怒って帰ってしまったこともあります。
長年、営業に携わっているとよくも悪くも相手の人間性を、人の体温を感じられる
くらい習熟してしまっている自分を感じます。
人に救われ、人に落胆する今日この頃。
その中で、予算云々ぬきにして、人として必要としてもらえたなら
その人の為になんか力になりたいとか思ってしまう自分もいます
損得でなく、尊徳でございます。
中には、現場調査が他社様とバッティングしてしまい
お互いのルールの中で、一方が終わるまでどこか場所を移動し、終わりを
見計らい再度、伺うという常識のある人が担当ならいざしらず、
人が現調しているのに、知らんぷりで自分たちも現調をはじめてしまうという
法人営業ではありえないことも、この個人営業ではありえてしまうくらい
理不尽だと思ってしまうことも多々あり。
その理不尽さに納得できずに、お客様に失礼ですねそれって
立腹して遠方の現場調査~から帰ってしまったこともあります。
営業まんとしては、けして褒められるものではないかと思いますが
技術者としてはありだと思います。
適当に数値を係数で10分くらいではねて作った簡易見積もりならいざしらす
実際の数値を把握してもらいたいからと一生懸命作った見積。
最初から金額だけ知りたいなら、正直、めんどくさい積算など時間の無駄
お客様の望む金額でできますとコーるすればそれでオッケー・
塗装工事というものは、お客様の価値観によって塗装仕様はいざしらず
また、我々からすれば素人の領域のお客様が公平な目線でその良し悪しを
判断するのはできないと思います。
実際、終わった施工邸を見たり、工事の過程を見ていると
材料を割合したり、安い塗料を持って来たり、手間をかけていなかったり
それが、実際なのですが、お客様はけしてわからないのでしょう
需要と供給
これが全てです。
我々からしたら、人生最大の買い物であるといってもいい
マイホームの塗替えこそ、ちゃんと塗装専門店に頼むべきだと思うのですが
リフォーム会社や営業会社に多くの方が頼んでいるのが昨今。
ラーメンを食べにファミレスに行くようなものです
ラーメンと言っても専門店もあればチェーン店もあれば
味別にもわかれていたり、多種多様
塗装工事も実際はそうなのですが、その専門性をまるでわからないひとが
あまりにも多すぎることが施工管理の悲しみにひとつです
マイホームの塗替え、専門店ならもっとこうできるというのが多々あるのですが
とても残念でしかたありません。