家の外壁に使われる材料は、塗り壁・モルタル・タイル・レンガ・ALCなど様々な物がありますが、サイディングは
その内の、外壁に張る板状の外壁材の総称です。
外壁の下地に直接取り付けるため施工性が高く、様々な外観のものが用意されているため、近年外壁材では特に人気が高まっています。
窯業系サイディング
セメント・木片をプレス成形したサイディング。非常に多くの意匠があり、ほとんどの外壁がこの窯業系サイディングになります。表面に塗装を施したものがほとんどです。
金属系サイディング
ガルバリウム鋼板や、アルミ鋼板といった 金属で出来ているサイディングです。金属なので意匠性(凹凸など)の高いものはコストが掛かりますが、近年ではブリック風の物などが人気です。※他、木質系のサイディングなどもありますが、一般的ではないため割愛します。
先ほどご紹介した2種類のうち、金属製のサイディングは高い耐腐食性を持っているため、日光による紫外線の被害をあまり受ける事が無いのですが、窯業系サイディングでは表面の塗装が紫外線や酸性雨によって劣化してしまうと、サイディング本体が吸湿してしまい、急速に劣化が始まります。
壁表面を手で擦ると白い粉がつく現象(チョーキング現象)はその劣化のサイン。
さらに劣化が進むと、高圧洗浄の水圧に耐えられないほどボロボロになってしまいます。
サイディングボードは工場出荷時、塗装されているものがほとんどですが、その塗料が安価なアクリル塗料であった場合、
早ければ新築時から4-5年でチョーキング現象が始まります。
(アクリル塗料の耐用年数は4年程度と極端に短いため)
サイディング塗装のお見積りで金額が大きく変わってくるのが下地処理の範囲、程度、そしてコーキング部分の処理になります。コーキングの痛みが軽度の場合、打ち増しという方法で、傷んだコーキングの上にシーリング材を盛り対応出来ますが、コーキングの痛みが激しい場合はすべてを「打ち替え」ます。古いシーリング材を剥離し新しくシーリング材を注入します。シーリングの工事範囲をどこまで見ているかも重要です。シールの範囲はサッシ廻りと目地だけではないからです。
ワンポイント補足説明
サイディングの塗装で重要となるシーリング剤。アクリルシーリング・ウレタンシーリング・シリコンシーリングなど、原材料によって、耐久性や値段が変わります。またメーカーによって1液(カートリッジタイプ)、2液タイプ(硬化材添加) 変性タイプ(一般的に変性シリコン)と種類がある他、塗料との相性も考慮しなければなりません。マジックデコレーションでは、現況の劣化状況を基に、塗装職人が付帯業務としてサイディングのシーリング工事を行うのか?専門のシール職人がシーリング工事を行うのか?他、シーリングに起因する工事範囲を塗装仕様を含めどこに予算に投じるべきかを窯業サイディング塗替診断士でもある施工管理技士がしっかりと多彩なご提案をさせて頂きます。
上の図はサイディングボードと、家の躯体(家の骨組み)の断面図です。コーキングはサイディング
ボード同士を繋ぎ、防水性、密着性を高める(シール、シーリング)のが仕事です。
家は強風や地震の際に動くように出来ています。
ボード間を充填してあるシールは経年劣化による目痩せ、家の動きによる隙間等が生じます。
コーキングが剥がれたからと言っても、
それがすぐ雨漏り等につながるわけではありませんが、通気を確保する為の胴縁というサイディングボードを固定している
木材の劣化や、家の構造上最も大切な躯体の劣化は避けられません。胴縁が入ってない直貼りタイプもあります。
予算を抑えたいのであれば、早めの塗り替えをおすすめ致します。適切な塗装時期であれば
コーキングの増し打ちで済んだものが打ち替えが必修となったり、
クリアー塗装でも良かったものが、サイディングボードの経年劣化、色褪せ等により
塗りつぶし、または目地を利用した塗り分けが必要となったりします。
サイディングは塗装も重要ですが、コーキング部分のメンテナンスは塗装と同等、場合によっては それ以上に重要です。




































